第1号のお客様
10月30日に起業して午前10時にわが社にとって最初のお客様が事務所に来所頂きました。
前日の山陰中央新報の一面記事を見ての申し込みでした。
「明日にでも伺いたい」とのことでした。
県外の出身で松江で生活している。長男の家族は、東京。次男は、仕事の関係で海外も含め転勤もある。
ご来店の奥様は71歳、ご主人は少し年上。
暫く話をしていると~~「実は、自分で手作りのエンディングノートを作りました」と。内容を拝見すると私がアドバイスをしようと思っている項目はもちろん「へえ~~」と感じるとても素晴らしい温かみのある(表現はどうかと思いますが~~)ものでした。
「このエンディングノートをもう二冊作って年末に帰省してくる二人の息子家族が揃ったところで渡したいと思っています」と。
最後のページには、延命措置を拒否するご夫妻の署名もされていて後押印をするだけになっていました。
「ここまでの準備がしてあれば、あとはこのノートに記載してある書類などが保管してあることですね。」「もちろん、バッグの中にいれてます。」と。
私も気を取り直して、「あとは、断捨離『身辺整理』ですね。」と申しますと
「そのことは、若い体力がある時でないといけないと思って~~」ご主人と15年前から始め、50代で我が家のタンスなど木製、プラスチック製の箱はすべて処分をしたとのこと。
先日は、ご主人と一緒に葬儀会館に行って「お二人の目指す葬儀」の打ち合わせにもゆかれているそうです。
第一号のお客様方は、《終活の見本》のような方でした。
松江に『終活』の言葉も広まっていない時からここまでのアクションを起こしていらっしゃる人があることにビックリしました。